いい声の条件とは?

私は20歳で劇団ひまわりに所属し、発声練習や演劇、日本舞踊などを学びました。劇団員として食べていくよりも声のプロとして生きていきたいと思い、その後はアナウンススクールへ通い、声の出し方、滑舌練習から実況中継やインタビュー練習などアナウンサーになるための指導を徹底的に受けました。

なので、人よりも少し、声の出し方だったり喋りに関しては筋肉が付いていると自負しています。しかし、ついこの間まで自分の声の出し方、文章の読み方に言葉に出せない違和感を感じていました。正しい(とされる)腹式呼吸、口形、発声をしているはずなのに、何故か気持ち悪さを感じていました。

「いい声」と聞くと、大抵は「声が綺麗」「滑舌がきれい」「聞き取りやすい」「明るい」などのイメージを持つ方が多いのでないでしょうか。そういう意味では、訓練を受けてきた私は「いい声だね」と言われることが少なくありませんでした。嬉しい反面、違和感もありました。だって声は出しづらいし、文章はいづらいし、何より自分が心地よくないのですから。

そんな私の長年の悩みを解消してくれたのが、2年前に出会った師匠(私がこっそりこう呼んでいるだけ)でした。師匠はナレーション一本で40年以上生きてきた業界人。彼の指導を受けているうちに、これまで劇団やアナウンススクールで学んできたことがいい意味でボロボロと崩れていきました。

そして、私の中の「いい声」の定義もみるみるうちに変わっていったのです。ある条件を満たしてさえいれば、みんな魅力的で「いい声」なのだ!と。

いい声の条件。

それは、ありのままの自分に薄化粧をしてあげること。だと私は理解しています。お肌で例えると、素肌を整えて、自分の長所を生かすメイクを適度にする、余計なことをしない(そのままか)。つまりはみんなそれぞれ生まれ持った個性があるわけです。そこにちょっとしたトレーニングを積むだけで魅力的な声になるというわけです。

具体的にいうと、大きく4つのステップがあります。

  1. 相手を意識する
  2. 自分の言葉で話す
  3. 口の中心にだけ力を入れる
  4. 身体を使って声をだす

優先順位の高い順で書きました。

何より一番大切なのは、相手を意識すること。たとえ目の前にいなくたって、いいんです。独り言だって、自分の耳が聞いているでしょう?何か言葉を紡ぐ時、一番大切なのは相手への思いやり。声だって同じです。

次に大切なことは、自分の言葉で話すこと。どんなにたくさんの本や記事やお勉強をしてきても、その人の頭で考え、心で感じたこと以上に響く話はありません。それが結局声になって出てきます。

また、力の加減も大切です。全身の力は抜いた状態で、口の真ん中には力を入れる。全身の筋肉が硬直していると硬い声になってしまいますが、力を抜きっぱなしだとどこか締まりのない、頼りのない響きになってしまいます。

最後に、身体を使って声を出すこと。声を仕事にしないのであれば必須ではないですが、これはスピーチやプレゼンテーション時にはできた方が良いと考えます。

簡単にお伝えするとこの4つのステップが「いい声」の条件なのですが、もっとも大切なことは1と2。

私が長年なんとなく違和感を抱いていたのは、1と2が抜け落ちていたからでした。テクニカルな3と4、また滑舌練習など教科書に載っているようなことばかりに意識が向かっていたのです。一番大事で大切なこと。それは相手への思いやりを持って自分の言葉で話すこと。

声メイクでは、あなたの生まれ持った声を最大限魅力的にするため、ステップごとにカリキュラムを組んでいます。

無料セッションを行なっていますので、お気軽にお申し込みください。

自分らしい声と言葉で、人生を豊かにしていきましょう。

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maipenray3@gmail.com